FXイメージ

FXのスプレッドについて

為替証拠金取引は、投資家とFX業者との相対取引によって実現する為替の通貨ペアを利用した取引です。
したがってすべての取引がインターバンクに直結されて市場で取引されているのではなく、あくまでFX業者が提供する通貨金額で取引をするようになっています。
このため業者によって通貨の売りの価格と買いの価格に差が設定されていて、異なる業者と取引すると、それぞれにこの売買価格差が別個に設定されていることがわかります。
これをスプレッドと呼んでいます。
以前はFXは取引額とは別に一定の取引手数料が設定されていましたが、最近では競争の激化から殆どの国内FX業者は取引手数料はゼロとし、その代わりにこの売買の差額を取引手数料代わりの利益に充当するようになっています。
したがって業者によってこの幅はかなり異なるものとなります。
スキャルピングなど数pipsの利益をつみあげていくような売買手法の場合は、こうした売買価格の幅は薄ければ薄いほど取引がしやすくなりますので、自分の取引の中心となる通貨のスプレッドが果たして広いものなのか狭いものなのかはよく吟味した上で取引を行っていく必要があります。
最近では、主要通貨であるドル円やユーロ円などではかなり狭いものを提供している業者が増えています。
ところでスプレッドについてはもうひとつチェックする必要があります。
完全固定であれば、どのような時でも確実に利益を出すチャンスに恵まれるものですが、たとえば経済指標の発表直後で価格が上下に乱高下する場合には、あまりにもこの幅が広がりすぎて、思い通りの金額で購入ができなくなるといった事態に陥ることがあるのです。
直近の例でいえば、毎月第一金曜日の夜に発表されるアメリカの雇用統計や、欧州ECB理事会の金融政策発表とその後の総裁の記者会見のタイミングなどは登場人物や発表内容により相場が大きく乱高下することがあるのです。
こうしたときにスプレッドが広がってしまいますと、指値をしていたものもうまく売れなくなりますし、もちろん成り行きで買おうとしたものも金額に幅がですぎて高い価格でしか購入できないといった大変不都合な状況に陥ることになるのです。
したがって原則固定を謳った業者であっても、どんなときにどのぐらい乖離するのかについては業者ごとの状況をよくチェックし、あまりにも乖離が激しいようであれば、業者選定を変えることも視野に入れる必要があります。
また、この関連でもう一つ気にしなくてはならないのは、スリッページと呼ばれるもので、日本語で言えば約定力を気にする必要がでてきます。
いかにスプレッドが狭く設定されていても、いざというと価格がすべってしまい、特に成り行きで売買注文を入れたときに目視していたよりもかなり高く、あるいは低く売買が成立してしまうということが往々にしてあります。
またさらに滑りすぎてしまい約定しないという大きな問題も起こるのです。
したがってこうした三つの通貨ペア取引に関連したポイントについてじっくり様子を見ることで、適切なFX業者なのかどうかを判断する必要があるのです。
あまりにも期待と異なる売買しかできない業者は、新しく他の業者をあたって口座開設をする必要も生じてくることになります。

Copyright(C) 2014 為替取引.com All Rights Reserved.